梅の名所が多い福岡県。同県観光連盟は、神社仏閣、公園など、観梅スポットをテーマ別に紹介している。
神社仏閣で最も有名なのは太宰府天満宮(太宰府市)。菅原道真公をまつる全国の天満宮の総本宮で、学問の神様としても親しまれている。広い境内で御神木「飛梅」をはじめ、約200種類、6千本の白梅・紅梅を観賞できる。3月初旬ごろまで見頃。
築上郡築上町の綱敷天満宮は、901年に菅原道真公が大宰府に赴く途中に漂着したと伝えられる神社。約千本の紅白の梅を楽しめるほか、「しいだ梅祭り」ではさまざまな郷土芸能が行われる。梅の見頃は3月下旬ごろまで。
久留米市の梅林寺は、厳しい修行道場で知られ、全国から多くの修行僧が集まる。筑後川沿いの一角、同寺の外苑は市民が集まる公園として開放されており、2月初旬から3月初旬ごろには白梅、紅梅、しだれ梅が咲き誇る。
八女市の谷川梅林は、九州の梅の三名園の一つといわれる。約80ヘクタールの広大な敷地となだらかな斜面には3万本の白梅が見事に咲き乱れる。
北九州市小倉南区の三岳梅林公園は、昭和天皇ご成婚記念として地元の人々が梅を植えたのが始まり。3月初旬ごろまで、紅梅・白梅などの、約350本の景観が楽しめる。