かつて旅行センターだった「びゅうプラザ」は、新たな顧客接点型拠点「JR東日本 駅たびコンシェルジュ」へと生まれ変わり、「『私の行きたい』が見つかる」をコンセプトに、観光情報発信や各種旅行相談の応対を行っています。
JR大宮駅(埼玉県さいたま市)にある「駅たびコンシェルジュ大宮」では、今年6月の「えきたびマーケット」の開業に合わせ、大宮駅社員やJR東日本大宮支社事業部(現・地域共創部)と連携した企画を始動。特定エリアの魅力発信、誘客を目指し、第1弾企画として、岩手県遠野市の魅力発信セミナーを7月に開催しました。
遠野市は、8月には遠野ホップ収穫祭、9月には遠野まつりを開催するなど、歴史・文化を体感できる各種イベントが行われている地域です。JRE MALLふるさと納税にも農産品など多くの返礼品が出品されています。
セミナーは、遠野市役所や多田自然農場・酒造会社・ホップ畑などの協力の上で開催。当日は、「遠野には語りつくせない魅力がある。」と話した多田一彦遠野市長のあいさつから始まり、一般的なみる・聞くに限らず、ホップを食べる・さわるなど五感で魅力を表現しました。郷土芸能「早池峰しし踊り」の演舞も行われ、「ぜひ行ってみたい」「充実した時間だった。次も参加したい」と声が上がるなど、計50人が楽しみました。
東日本の営業エリアは、観光流動を創出する観光素材、いわば原石の宝庫です。例えば「遠野の〇〇をPRしたい」などの情報収集には、地域と積極的にコンタクトを取っています。発掘した原石は、セミナーや商品造成を通して、これまで以上に地域と共に磨き上げ、観光流動創出、地域還元へとつなげていきます。