バス車内や食事処などの除菌に
ヨーグルトメーカーなどの独自オリジナル商品の企画、開発、製造を行うニューシステムテクノロジー(愛知県豊橋市)は、1月から携帯型オゾン発生器「スマートステア」を販売し、導入を呼び掛けている。
スマートステアは、長さ15×幅8.5×奥行き3.6センチとコンパクト設計で、一般的なスマートフォンよりも軽い150グラムを実現した。
主な特徴は(1)本体表面はSIAA認定商品で抗菌加工済み(2)USB給電方式で、5時間以上の連続運転が可能(3)弱設定で3.5畳から強設定で約7畳の室内の除菌に対応。広さに合わせてオゾンの発生量を調整できる。
ストラップホールが上下に2カ所あるため、首掛け使用時の吹き出し方向を上下に切り替え可能。加えて、レストランや客室などで使いやすい卓上スタンドを標準装備している。
旅館・ホテルでは、送迎バスの車内をはじめ、フロント回り、食事処などでの使用を想定。「従業員の接客の際には自身の空間をオゾンで消臭、除菌し、クリーンな環境を作ってほしい」と統括部長の吉田晋悟氏。
「オゾンは、オゾン層をはじめ、森林などの自然界に存在する物質で、化学的な薬剤と異なり、残留性がないなどの利点があることから近年、注目が集まっている」と吉田氏。「テレビなどでも、低濃度オゾンで新型コロナウイルスの不活性化が確認されていることから、感染リスク低減の効果が期待できる」と話す。
セット内容は、スマートステアにUSBケーブル1本と、交換用全面フィルター1枚。
ほかにも、抗ウイルス・抗菌対策製品の「エフェクト」を取り扱う。
スマートステア