学校法人日本ホテル学院が運営する専門学校日本ホテルスクールの教育理念は、(1)礼と節を重んずる人間の育成(2)ホスピタリティ精神の体得と実践(3)理論と実技の一体化によるサービスの創造(4)国際的視野に立脚した人間の育成(5)広く社会に貢献する人間の育成―の五つ。卒業生はホテル・ブライダル・レストラン業界で幅広く活躍し、企業からの評価も高い。
同校の教育システムは、欧米のホテル学校を例とし、さらに国内の学校形態をも配慮。独自の教育体系を形成している。ホテル業界の現業部門での技能と知識を習得するために、サービスから経営までの一貫した教育を実施している。
開校以降、「産学連携」を軸として教育カリキュラムを組み立て、ホテル・ブライダルを中心に、企業と連携した実践教育を行っているのも特徴だ。当初からインターンシップ(企業研修)を導入した独自の教育プログラムにより、現場で活躍できるホテリエを育ててきた。「現場で活躍できる人材を育てるには、理論と実技を一体化させることが重要」と同校。
2年間の学校生活のうち2カ月間の企業実習を3回行う。在学中の6カ月間、企業実習を行うことで現場の仕事をしっかりと学ぶことができるほか、実習先企業への就職を実現するケースもあるという。
クラス担任制によるきめ細やかな進路指導や、進路指導専任職員による個別指導、同校独自のインターネットによる就職支援システムもあり6月中旬の段階で、「プリンスホテル」「コンラッド東京」といった有名ホテルやブライダル企業を中心に、就職希望者のうち約6割に続々と内定が出ている。「希望者就職率100%を達成した昨年度に引き続き、今年度も就職希望者全員内定を目指して取り組む」と同校。
実技授業の様子