【観光の学校特集2024】淑徳大学 


実践的な学びに注力

実践の学びから経営人材へ

 淑徳大学(1965年開学)経営学部(経営学科、観光経営学科)は昨年4月、東京キャンパス(東京都板橋区)へ移転し、新たなスタートを切った。今年3月には、同キャンパス内に新校舎が完成し、学びの環境がさらに充実しつつある。

 観光経営学科における学びは、建学の精神である「利他共生」に基づく実学教育を基盤としており、以下の2点を重視している。

 第1に、経営学を基盤として観光学を学ぶことにより、観光産業におけるマネジメント人材の育成に注力している点があげられる。マーケティングやデータサイエンス、簿記・会計などの経営学分野と、観光ビジネスや観光地計画など観光学分野の基礎を同時に、かつ早期に修得することで、経営環境が激変するなかでの事業展開について多様な視点で検討し、理解を深めていく。

 第2に、ゼミや専門科目を通じて実践的な体験学修の機会を設けている点だ。観光ビジネスや観光地の現場におけるフィールドワークを通じて、観光を実践的に学ぶことができるプログラムを用意する。なかでも観光ビジネスについては、旅行、鉄道、航空、ホテル、ブライダル、レジャー施設の経営戦略を専門とする教員が指導にあたり、産学連携プログラムを展開するなどより実践的な学びに結びつけている。このほか、大手旅行会社や観光関連団体のトップを客員教授に迎え、経営層から直接学ぶ機会を設けることで、観光マネジメント人材の育成に向け体制強化を図っている。

 先輩学生がグループワークやディスカッション主体の講義を主導し、チームワークやリーダーシップについて実践的に学ぶ「SLDP」(淑徳リーダーシッププログラム)も、特色ある学びの一つ。連携する大手旅行会社の中堅社員が講義に参画し、アドバイスを受けながらビジネスプランの提案に挑むなど、専門科目の学びに加え、社会人にとって必要なコミュニケーション能力や課題解決能力を養う機会が用意され、学生の満足度も高い。

 卒業生の就職先は、ホテルや旅行などの観光産業をはじめ、金融、不動産、小売りなど幅広く、今後も、実践的な学びで鍛えられたマネジメント人材の輩出に注力する構えだ。

実践的な学びに注力

淑徳大学


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