富山県小矢部市は、同市生まれの優れた産品を「小矢部ブランド」と認定。冬が旬となる4品をアピールしている。これら産品は同市の「道の駅メルヘンおやべ」などで購入できる。
ニシンの糀(こうじ)漬け=江戸時代から明治時代にかけ、北前船で運ばれた大量のニシンを米ぬかに漬け、「ニシンのぬか漬け」として冬の保存食としていた。ニシンの糀漬けは、この伝統食に自家製の糀、米ぬか、唐辛子を加えることで現代風にアレンジした郷土料理。熟成させた深みのある味が特徴。ご飯のお供や酒のさかなとして好まれる。
縄文のさといも=実のしまりが良く、ねっとりとした食感で、煮くずれもしにくい上質な小矢部産の里芋。里芋コロッケや里芋田楽にして楽しめる。商品名は、縄文時代の建築部材が出土した小矢部の名所「桜町遺跡」をイメージしている。
松永うの花農園のりんご=早生から晩生までさまざまな種類のりんごが育てられ、どれもたっぷりの果汁や爽やかな甘さが楽しめる。100%完熟ふじりんごを使った「ふじりんごジュース」や、りんごジャムを使ったクッキー「りんご姫」などがおすすめという。
小矢部産ヤーコン=キク科の根菜で健康食品として知られ、フラクトオリゴ糖やポリフェノール、ミネラルなどが豊富に含まれる。「畑の梨」とも呼ばれ、シャキシャキとした食感と甘みを楽しめる。