北海道の赤平市と芦別市が、両市初のふるさと納税共通返礼品を共同開発。第1弾の「炭鉄港セット」=写真=をふるさと納税サイトでこのほど公開した。
全国約250の自治体にふるさと納税事業の支援サービスを提供するレッドホースコーポレーションが企画段階から全面的にサポートした。
両市は北海道中央部に位置し、隣接する自治体。ともに古くから「ものづくりのまち」として栄え、2019年に日本遺産に認定された「炭鉄港」の構成市町村でもある。
第1弾の共通返礼品「炭鉄港セット」は、赤平市の名菓「塊炭飴(かいたんあめ)」と、芦別市の今年7月に発売された新製品「炭(たん)ごろん」をそれぞれ2袋ずつ組み合わせた菓子セット。ともにかつての「産炭地」を連想させる真っ黒な菓子で、組み合わせで「炭鉄港のまち」をアピールする狙いがある。
寄付金額は1万円で、まずは手ごろに寄付しやすい価格帯から始めることで、より多くの人に興味を持ってもらおうと企画したという。
今後、ものづくりのまちならではのセットや、両市の地酒を組み合わせたセットなど、年度内に追加で3種類程度展開する予定だ。
【炭鉄港(たんてつこう)】近代北海道を築く基となった3都(空知、室蘭、小樽)を、石炭、鉄鋼、港湾、鉄道というテーマで結ぶことにより、人と知識の新たな動きを作りだそうという取り組み。2019年に日本遺産に認定された。