埼玉県川越市に5月15日、地域の魅力を発信する拠点「りそなコエドテラス」=写真=がオープンした。国の登録有形文化財「埼玉りそな銀行旧川越支店」を改装したもので、川越の新たな観光スポットともなりそうだ。
築106年の歴史ある建物は、鉄骨鉄筋コンクリート造り3階建てで、八角柱の塔屋とドーム型屋根が特徴。東武東上線川越駅からバスで7分ほどの距離。所有者はりそな銀行で、同行の子会社「地域デザインラボさいたま」が運営する。
「地域の企業と連携し、新たな産業の創出や起業家の育成に向けたインキュベーションスペースやチャレンジショップを設置するとともに、地域の食材を扱うカフェやレストランを通じて川越、埼玉のブランドを発信する」という。
1階はジェラート店やカフェ店のほか、旧金庫室は川越や埼玉の歴史や文化などを発信する多目的スペースを配置。2階はレストラン、町並みを眺めるテラス席を設けた。3階はコワーキングスペース、貸し会議室などのサービスを提供し、りそなグループ社員が常駐して事業相談などに応じる。