
札所十番 大慈寺(埼玉県横瀬町)
埼玉県の秩父地域に位置する秩父札所34観音霊場は、開創から約790年の歴史を刻む巡礼の地。2026(令和8)年には、12年に一度の午歳総開帳を迎える。ご本尊(秘仏)が一斉に公開され、秩父地域全体がパワースポットになる。
秩父札所は、文歴元(1234年)年の開創といわれ、秩父地域に34カ所の寺院が点在する。江戸の庶民が歩いた約100キロに及ぶ巡礼道「江戸古道」は手軽に始められる札所巡りとなっている。
総開帳は観音様を納めた厨子を開き、特別に公開する。秩父札所では午歳に行われる。午歳の理由は、開創が午歳だったためとも、観音様の眷属(けんぞく)(お使い)が馬だからともいわれる。
午歳総開帳の時期は26年3月18日~11月30日。普段の御朱印に加えて総開帳記念印も押印される。
特別な年を控えて、温泉道場(埼玉県ときがわ町、山崎寿樹代表取締役)が運営する「秩父湯元 武甲温泉」(埼玉県横瀬町)は、25年4月14日から、秩父札所の巡礼者に向けた宿泊プランの販売を開始する。
武甲温泉の巡礼者向けプランは、気軽に利用してもらえるよう素泊まりで提供する。札所巡りの栄養補給として携帯食もプレゼント。長期滞在者向けの特典も用意している。
札所十番 大慈寺(埼玉県横瀬町)