国土交通省、観光庁の7月1日付の幹部人事が発令され、内閣官房内閣審議官の秡川直也氏が観光庁長官に就任した。2008年10月の観光庁発足以降、10人目の長官となった。長官以下、次長、審議官、国際観光部長、観光地域振興部長の4人いずれも交替となり、新しい顔ぶれとなった。
長官に就任した秡川氏は、1988年運輸省(現・国土交通省)入省。内閣官房特定複合観光施設区域整備推進室審議官、自動車局長、観光庁次長、内閣官房内閣審議官・デジタル田園都市国家構想実現会議事務局次長などを務めた経歴を持つ。
幹部では、加藤進次長の後任に、平嶋隆司国交省鉄道局次長が就任。石塚智之審議官の後任には、京都府副知事を退任した後、大臣官房付となっていた鈴木貴典氏が就いた。中村広樹観光地域振興部長の後任には、長﨑敏志内閣官房内閣審議官・内閣官房国際博覧会推進本部事務局次長が就任。6月30日付では星野光明国際観光部長の後任に中野岳史復興庁福島復興局次長が就いた。
7月1日付の主な人事(一部は6月30日付)は次の通り(敬称略、省庁の記載のない場合は国土交通省の部局)。
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