シーナッツの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」は、旅行会社とOTAからの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるもの。導入施設は約5900軒で、対応販売先は旅行会社、OTAを合わせて168社となっている。
同社の最大の強みは、導入後のフォロー・サポート体制の充実と、ユーザーの声を商品、サービスに反映する点だ。
この6月には機能追加を行い、「アラーム機能」を強化した。今までは、プランにひもづく部屋の販売数をカウントし、当該プランの自動売り止めを設定していた。今回の機能強化でこれに加え、販売人数もカウントし、プランを自動売り止めにすることが可能になった。
これにより例えば、食事会場の席数やエステなど、人数が限られるプランなどを、あらかじめ設定した人数に達すると自動で売り止めにできる。同社では、「業務の効率化に加え、チャンスロスの削減につながる」としている。今後も、宿泊施設の声をもとに、さらに効率化が実現できる機能を追加していく意向だ。
また最近では、サポートページに新たな動画を追加した。サポートページは、宿泊施設が役に立つ情報や、TL―リンカーンの機能や操作方法を、動画などを用いて解説するもので、今回、「レベニューマネジメント基礎講座」を追加した。
レベニューマネジメントを行ううえで、重要な需要予測のためのブッキングカーブの活用方法を解説。併せて、訪日外国人観光客が伸びている中で、利益拡大のために重要となる「宿泊制限」についての解説動画が閲覧できる。
サポートページは、シーナッツHPから閲覧可能で、「宿泊施設の役立つ情報が満載となっている。ぜひ、ご覧ください」と同社。