導入後のフォロー体制が充実
シーナッツの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」は、旅行会社とOTAからの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるもの。導入施設は約5900軒で、対応販売先は旅行会社、OTAを合わせて182社となっている。
同社の最大の強みは、導入後のフォロー・サポート体制の充実と、ユーザーの声を商品、サービスに反映する点だ。併せて、対応販売先の拡大にも積極的で、この9月からはオリオンツアーとの接続を開始した。
今回の接続は、「共通在庫サービス」を利用した。このサービスは、TL―リンカーン上に部屋とプランを作成するだけで、提携する販売先がその時の状況を確認してから販売する。そのためオーバーブックの発生がない。
オリオンツアーは、飛行機、バスを組み込んだ国内旅行商品の企画・販売を行っている。飛行機組み込み商品は、JALとの販売連携により全国各出発地からの格安ツアーを実現。そのため、年間を通して幅広い層の集客が見込める。また、スキーバス商品は創業から注力しているもので、全国各地のスキー場のリフト券や、レンタルスキーなどを組み込んだ商品展開が特徴だ。
今、シーナッツが力を入れているのがサポートページから誰でも聴講できるオンラインセミナーと、オンデマンド配信だ。同社によるとTL―リンカーンの操作方法を学ぶ「初心者講習会」が好評という。
初心者講習会は2022年から毎月開催しており、現在まで7千人の参加があった。リアルタイムで質疑応答ができ、不明点をその場で解消できるのがポイントだ。
オンデマンド動画は、売上増を図るためのレベニューマネジメント基礎講座や、TL―リンカーンに搭載されている便利機能を紹介している。
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