
飲酒運転撲滅へ規制が強化された。旅館・ホテルも例外ではない(写真と本文は関係ありません)
飲酒運転による悲惨な事故がなかなかなくならない。少しのお酒なら、と軽く考えて飲酒運転し、事故を起こせばその影響は計り知れない。まさに一生を棒に振ることになる。
そうした事故をなくそうと、白ナンバー(自家用自動車)の社用車を保有する事業所のアルコールチェックが、4月1日から義務化された。宿泊客を送迎する旅館・ホテルなども対象となるだけに、無関心ではいられない。
緑ナンバー(事業用自動車)の車両を保有している事業所にはアルコール検査が義務付けられているが、道路交通法施行規則の一部改正で、4月からは白ナンバーも対象に加わる。
具体的には、白ナンバー車5台以上、または乗車定員11人以上の車を1台以上保有する事業者。4月1日以降、安全運転管理者は従業員の運転前後に、目視で息のにおいや顔色などから酒気を帯びていないかを確認、記録を保存する必要がある。
罰則はないが、チェックを怠った場合は公安委員会から安全運転管理者の解任命令が出される場合がある。チェックを受けていないドライバーの飲酒運転が確認された場合は、道交法違反で処罰対象になる可能性もあるという。
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