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観光客の分散を真剣に検討すべきだ(混雑する京都)
日本政府観光局(JNTO)によると、10月に日本を訪れた外国人旅行者は前年同月比0.8%増の251万7千人だった。新型コロナウイルスが感染拡大する前の、2019年の同じ月を初めて上回った。
韓国や台湾、米国など14カ国・地域で10月の過去最高を記録したという。円安や運航便数の回復などが要因として挙げられる。
200万人超えは5カ月連続。コロナ禍に対する水際対策の大幅緩和から約1年、インバウンドの需要回復がいっそう鮮明になってきた。
観光庁の髙橋一郎長官は、「インバウンドは為替や国際情勢などさまざまな要素に大きく影響を受ける」としながらも、「本年1月から10月までの旅行者数は1989万1100人で、仮に11月、12月が19年と同等の水準が維持されれば、本年の旅行者数は2500万人前後になるものと見込んでいる」と話す。
19年の水準(3188万人)には及ばないが、このまま順調に増えてくることを期待したい。
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