世の中にはいろいろなハラスメントがあるが、そのひとつに「スメルハラスメント」というものがある。いわゆるスメハラで、臭いで周囲を不快にさせる嫌がらせのことをいう。
体臭、ペット、たばこの臭い、口臭から、香水や柔軟剤まで、臭いのもとはさまざま。スメハラの意識は全くないにも関わらず、臭いが強いとスメハラといわれかねない。自分にとってのいい香りが、他人はそうでもないということを意識すべきだが、どうにも面倒臭い。
臭いの問題は職場でも起こる。消臭インナーシリーズ「デオエスト」を製造・販売するセーレンが全国の20~69歳のオフィスで働く男女約800人を対象に実施した臭いに関する調査によると、73.4%の人が「オフィスで他人の臭いが気になった経験がある」と答えた。
また、「相手の臭いが『好き』『好きでない』で人間関係に影響する?」という問いには8割以上が「影響を感じる」としており、同僚や上司らといい関係を築くためにも臭い対策は重要といえるようだ。
臭いが商売上不利益をもたらすとしたらどうだろうか。軽く考えると痛い目にあうかもしれない。
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