【観国之光 485】「伝統的酒造り」が世界遺産に 酒蔵ツーリズム普及に朗報 観光経済新聞 論説委員 内井高弘


高山の「酒蔵のん兵衛まつり」には多くの観光客が足を運ぶ(オープニングセレモニー)

 日本酒や本格焼酎、泡盛などの「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しだ。2日からパラグアイのアスンシオンで開かれるユネスコ政府委員会で正式決定される。

 登録されると、2022年の「風流踊(風流おどり)」以来で、これで日本の無形文化遺産は23件となる。ちなみに、現在は「書道」が登録候補として提案中だ。

 2013年に「和食」が登録されており、わが国の食文化が国際的にまた認められるのは素直にうれしい。

 伝統的酒造りは、こうじ菌を使い、蒸した米などの原料を発酵させる。日本古来の製造技術で、複数の発酵を同じ容器の中で同時に進める工程は世界でも珍しいといわれる。

 日本酒だけをみても各地にさまざまな地酒がある。例えば、米どころ新潟県には日本酒の酒蔵は90ほどあり、日本酒は新潟を代表する特産品の一つといえる。

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