2024年1~11月の訪日外国人旅行者数は、2019年同期比13.7%増、2023年同期比49.5%増の3338万人となった。統計上、残り1カ月を残して、2019年の年間値3188万人を上回り、過去最高を記録した。観光庁では年間3500万人超を見込む。
日本政府観光局(JNTO)が発表した推計値。2024年1~11月累計の訪日旅行者数(カッコ内は2019年同期比)について、上位5市場を見ると、韓国が795万人(49.0%増)、中国が638万人(28.2%減)、台湾が555万人(22.3%増)、米国が249万人(57.4%増)、香港が240万人(17.5%増)となった。
観光庁の秡川直也長官は18日夕の会見で、「12月の訪日外国人旅行者数というのは11月よりも少し増える傾向にあるので、今後順調にいけば、(2024年の年間値は)3500万人を超えていくことが予測される」と述べた。
2024年11月単月の訪日外国人旅行者数は、2019年同月比30.5%増、2023年同月比30.6%増の319万人となり、11月として過去最高を記録した。
インバウンドの見通しを説明する観光庁の秡川長官