認証主体は委員会 旅館・ホテルなど130軒認証
兵庫県豊岡市は市内の宿泊施設や飲食店、物産店などを対象に、新型コロナウイルス感染症対策認証制度「クリーン・アンド・セーフ・トヨオカ」を実施している。
観光地としての受け入れ態勢や公衆衛生の向上、安全安心な観光地づくりが目的。感染症対策ガイドライン、および感染症対策の専門家の意見を踏まえて作成した対策項目に取り組む事業者を第三者が認証する。
認証主体は市、観光協会などで作る豊岡ツーリズム協議会、観光まちづくり組織(DMO)の豊岡イノベーションで構成するクリーン・アンド・セーフ・トヨオカ委員会。
事業者から出された取り組み項目のチェックシートを委員会が確認し、全ての項目にチェックが入っている施設を認証する。
チェックシートは共通の約30項目に加え、業種別の項目を設けた。
宿泊施設については、▽旅行者が体調不良の場合、キャンセルしやすいような仕組み(キャンセル料を免除する、予約日の振り替え対応をするなど)を導入している▽チェックインの際に全員に検温と本人確認を実施している。発熱がある場合や風邪症状がみられる場合は保健所の指示を仰ぎ、適切な対応をとる準備をしている▽ビュッフェ方式で食事を提供する場合は、食事の個別提供、従業員による取り分け、もしくは個別のお客さま専用トングや箸等を用意し、共用を避けるなど料理の提供方法を工夫している―など細かく定めている。
認証されれば、ロゴ入りの認証ポスターが交付される。事業者はポスターやロゴを活用して安全性をアピールできる。
12月18日現在、409事業者が認証を受けており、宿泊施設は130軒ほどとなっている。
認証ロゴ
城崎温泉