【調査データ】出張ビジネスマンの利用実態 Aカードホテルシステム


 全国で独立系ホテルのキャッシュバックポイントカード運営を手掛ける、Aカードホテルシステム(東京都千代田区、内藤信也代表取締役)はこのほど、同社が運営する「Aカードホテルネットワーク」の会員に対する「出張ビジネスマンのホテル利用実態」に関する調査結果を発表した。結果によると、リピートしたいと思う理由の1位は「宿泊料金の納得感」。次いで立地や部屋の設備が僅差で並んだ。

 「Aカード」は、全国の独立系ホテルを中心としたキャッシュバックポイントカードのサービス。加盟ホテル、レストランは約515店舗で、会員数は30~50代のビジネスパーソンを中心に145万人を突破した。調査は今年1月5~12日に、Aカード会員6452人を対象にインターネットを利用して実施した。

 宿泊予約経路について聞いたところ、「自分でインターネットで予約する」が70%を占めた=図1。過去5年間平均でも約7割の比率を占めており、宿泊予約経路でインターネットが過去一貫して最も大きな比率を占めていることが分かる。

 同じホテルをリピートしたいと思う理由について、過去5年間の累積調査結果によると、「宿泊料金の納得感」が23%で最多=図2。次いで「立地、交通の利便性」が21%、「部屋の設備・雰囲気」が19%、「特典やメンバーサービス」が16%と続き、料金2割、立地2割、部屋2割、特典2割弱などと、バランス良く分かれた。

 上位4項目をさらに細かく分析すると、料金は「低価格志向が5割程度いる一方、高価格志向も3割程度存在する」、立地は「駅近4割、目的地3割、繁華街2割」、部屋は「Wi―Fi2割、内装2割、ベッド2割」、特典は「キャッシュバック3割、予約サイトのポイント2割、ホテル独自のポイント特典2割」という結果に。「顧客選択理由=ホテルの魅力の訴求要因と捉え、宿泊の各販売経路でホテルの強みや魅力をアピールできているかを顧客目線で検証することで、顧客満足度および売り上げ向上につながる」と同社は分析している。

 ホテル滞在中に利用できるサービスで今後望むものや今までにあった便利なものについても自由記述回答形式で調査した=図3。ハード面に関するリクエストが45.0%、ソフト面に関するリクエストが55.0%とほぼ半々。ハード面では「大浴場・温泉・露天風呂・サウナ・岩盤浴」(10.4%)が、ソフト面ではコーヒー、水、アルコールなど「ドリンク・サービス」(17.9%)が一番大きな比率となった。



 
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