アゴダは9月4日、フライト・機内トラブルについての調査結果を発表した。
コロナが落ち着き世界中の旅行者が新たな旅に飛び立とうとしています。デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ」を運営するAgoda Company Pte. Ltd. (本社:シンガポール、CEO:オムリ・モーゲンシュターン)は、空の旅におけるあまり愉快ではない側面についての調査結果を発表しました。Agodaの「Travel Bugbears Survey 2023」は、おしゃべりな乗客やトイレを占有する乗客などの機内での不快な行為について詳しく調査し、快適なフライトにも不快なケースがあることを明らかにしました。
フライト・機内トラブルについての調査結果【日本】
アジア全域の10市場を対象としたこの調査では、パーソナルスペースへの不愉快な侵害が、飛行機の乗客にとって最も嫌なことであることが明らかになりました。肘掛けの取り合いや、ごそごそと体を動かす迷惑な音、素足から漂う不快な臭いなど、韓国、タイ、台湾の人々はパーソナルスペースの侵害に最も不快感を示しています。
当然のことながら、フライトの遅延はアジア太平洋地域全体の乗客の不快感ランキングで第2位と、上位にランクインしています。フィリピンからの旅行者は、特にフライトの遅延に関して不快感を持っており、マレーシア、インドネシア、ベトナムからの旅行者も同様の意見となっています。
機内での迷惑行為第3位にランクインしているのは、大声でおしゃべりする隣の乗客、公衆の面前で汚れた洗濯物を干すカップル、フライト中ずっと音楽やゲームを流している騒々しいグループなどです。オーストラリア人とマレーシア人は騒音をあまり気にしない一方で、台湾と韓国の旅行者はより静かで穏やかなフライト体験を好む傾向にあるようです。日本人も静かで穏やかなフライトを好んでいますが、客室乗務員に無礼な態度をとる乱暴な乗客がフライト中の一番の不快感になっているという唯一の市場という結果となりました。
グローバル・パートナー・サービス担当副社長のリヤナ・ジャミルは次のように述べています。
「旅行の楽しみは飛行機に乗った瞬間から始まります。一般的に機内での体験は楽しい時間である一方で、時には不快な思いをすることもあります。アゴダで予約可能なフライトルートは13万以上あります。この調査結果によって、機内での迷惑行為に関する認識が上がり、乗客相互の配慮が増えることで、機内体験をさらに楽しいものにしてくれることを願っています」
日本は、乗客が客室乗務員に無礼な態度をとることがフライト中の不快感の第1位(回答者の21%)になっており、これは調査をした国の中で唯一の結果となっています。次いで、乗客の無礼な振る舞いが2位(回答者の20%)、大声で騒ぐ乗客が3位(回答者の19%)、飛行機の遅延(回答者の14%)が4位という結果となりました。
またこの調査では「おトクな旅行をするための方法」についても同時に調べています。日本人旅行者が「犠牲にしても構わない」と思うことのトップ3は、費用のかかる旅行はそもそも見送ってしまうこと(21%)、フライトの付帯サービス(食事や飲み物、広い座席など)(15%)、早朝や深夜などの不便な時刻や理想的でない長いフライト時間を選ぶこと(13%)。さらに、旅行者が即座に予約を入れる要因として挙げたのは、本当にお得な旅行プランに出会うこと(42%)、シームレスな予約の旅(14%)、フライトの柔軟性(14%)という結果でした。
アゴダはホテルやバケーションハウスのオンライン予約プラットフォームとして世界的な認知度を高めてきましたが、2019年に同プラットフォームにフライト予約機能を導入して以来、フライト予約の人気が高まっています。