【調査データ】春夏の旅行需要に関する調査 ロイヤリティ マーケティング調べ


 ロイヤリティ マーケティングは1日、「春夏の旅行需要に関する調査」の結果を発表した。 

 共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は、10~60代の方を対象に調査した「春夏の旅行需要に関する調査」(実施期間:2024年3月1日~3月4日)の結果をご報告いたします。本調査は、TOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」(毎週日曜6:00~6:30放送)との共同調査「馬渕・渡辺の#ビジトピ with Pontaリサーチ」として実施しました。
  • 【調査結果】

・TOPICS 1

 全体の約4割に旅行意向があり、10代が最も高い

・TOPICS 2

 行きたい旅行先は「国内」が半数を超える。旅行時期は夏休みシーズンの需要が高い

・TOPICS 3

 希望の旅行相手は「家族」が全ての年代でトップ。

 10代では「友人」、20代では「恋人・パートナー」が他の年代より高い

・TOPICS 4

 2泊以下の短期旅行が人気。ゴールデンウイークと夏休みの旅行の「予約はまだ」がそれぞれ8割以上

・TOPICS 5

 旅行しない理由トップは「経済的な余裕がない」。旅行に代わる支出はなく、節約志向が伺える

【調査結果詳細】

  • TOPICS 1

    全体の約4割に旅行意向があり、10代が最も高い

今年の「春休み」「ゴールデンウイーク」「夏休み」の旅行意向を聴取した。全体では「旅行に行くと思う」が39.4%、「旅行に行かないと思う」が60.6%となった。約4割に旅行意向が見られた。年代別で見ると、若年層の方が旅行意向が高く、10代では約半数を占めている。

▼今年の「春休み」「ゴールデンウイーク」「夏休み」の旅行意向|全体

▼今年の「春休み」「ゴールデンウイーク」「夏休み」の旅行意向|年代別 (%) (n=1,200)

  • TOPICS 2

    行きたい旅行先は「国内」が半数を超える。旅行時期は夏休みシーズンの需要が高い

今年の「春休み」「ゴールデンウイーク」「夏休み」の「旅行意向あり」と回答した方を対象に、行きたい旅行先を聴取した。「春休み」「ゴールデンウイーク」「夏休み」全てで「国内」が半数を超えトップだった。

また、夏休みに「旅行しない」が最も低いことから、旅行時期は夏休みシーズンの需要が高いことが読み取れる。

旅行の目的地は、国内では「関東」「北海道東北」、海外では「ヨーロッパ」「アジア」が上位だった。

▼今年の「春休み」「ゴールデンウイーク」「夏休み」に行きたい旅行先 (%) (n=473)

▼国内旅行の目的地 ※複数回答 (%) (n=422)

▼海外旅行の目的地 ※複数回答 (%) (n=84)

  • TOPICS 3

    希望の旅行相手は「家族」が全ての年代でトップ。10代では「友人」、20代では「恋人・パートナー」が他の年代より高い

「旅行意向あり」と回答した方を対象に、誰と旅行に行きたいか聴取した。「家族」が全体の63.2%となり、全ての年代でトップだった。10代では「友人」が約5割、20代では「恋人・パートナー」が約3割で他の年代と比較して高い。

▼誰と旅行に行きたいか(上位5位まで表示) ※複数回答 (%) (n=473)

  • TOPICS 4

    2泊以下の短期旅行が人気。ゴールデンウイークと夏休みの旅行の「予約はまだ」がそれぞれ8割以上

「旅行意向あり」と回答した方を対象に、理想の宿泊数を聴取した。「2泊」が46.3%でトップ、次いで「1泊」が41.0%だった。「3泊」「4泊」「5泊以上」はそれぞれ15%以下となっており、短期間の旅行人気が高い。

予約状況については、調査時期から最も近いシーズンの春休みでも予約済みは約4割に留まり、ゴールデンウイークと夏休みにおいては8割以上がこれから旅行予約を行う様子が伺えた。

▼理想の宿泊数 ※複数回答 (%) (n=473)

▼旅行予約状況 (%)

  • TOPICS 5

    旅行しない理由トップは「経済的な余裕がない」。旅行に代わる支出はなく、節約志向が伺える

「旅行に行かないと思う」と回答した方を対象に、旅行しない理由を聴取したところ「経済的な余裕がない」が33.3%でトップだった。次いで「仕事/学業が忙しい」が21.2%、「旅行が好きではない」が16.2%で続く。

また、旅行の代わりに増やしたい支出については「ない」が40.2%で最も高かった。経済的余裕のなさや、旅行に代わる支出を増やす予定がないなど、消費者の節約志向が見受けられた。

▼旅行しない理由 ※複数回答 (%) (n=727)

▼旅行の代わりに増やしたい支出(上位10位まで表示) ※複数回答 (%) (n=727)

  • 【ラジオ番組「馬渕・渡辺の#ビジトピ」パーソナリティのコメント】

・渡辺広明氏(消費経済アナリスト)

外出制限のあったコロナ禍のリベンジ消費として、旅行のニーズは高いものの、2年弱実質賃金がマイナスの状況が続いていて、依然節約志向も強いため、夏休みまでの旅行意向が4割というのはまさに世相を表す調査結果となっている。旅行意向がある方でも、ゴールデンウイークや夏休みの”予約はまだ”が8割に達している。春闘を終えた4月からの賃金の状況を見ながら、身の丈にあった旅行を検討している事が伺える。賃上げが進み、夏休みの旅行意向者が半数、さらには6割を超えるような世の中になってほしいなと思います。

【調査概要】

調査方法 インターネット調査
調査期間 2024年3月1日~3月4日
パネル 「Pontaリサーチ」会員

(Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしていただいている方)

調査対象 国内在住10~60代の方
有効回答数 1,200名 ※性年代別に各100サンプル回収

※調査結果は小数点第2位を四捨五入しています


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