【調査データ】2024年夏の旅行動向調査 トリップアドバイザー調べ


 トリップアドバイザーは14日、2024年夏の旅行動向調査の結果を発表した。

世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor®」(トリップアドバイザー、本社:マサチューセッツ州ニーダム、NASDAQ:TRIP、CEO:マット・ゴールドバーグ、日本語版サイト:www.tripadvisor.jp) は、日本を含む世界6ヵ国の旅行者への意識調査[1]及びサイトの利用状況データ[2]をもとに、2024年夏の旅行動向について発表しました。

意識調査の結果、80%の旅行者が今年の夏(2024年6月1日~8月31日)の旅行を計画していると回答しました。日本人旅行者においては68%がこの夏旅行を計画していると答え、昨年同時期(65%)比べてわずかに上昇しました。また、今夏の旅行の計画において、17%の旅行者がAIを使用すると回答し、特にシンガポールの旅行者は32%がAIを使用する予定と、日本の8%と比較すると多くの人が旅行の計画に新しい技術を取り入れ始めている様子が見受けられました。

円安の影響からか、移動距離に関しては日本人旅行者の85%が国内旅行を計画していると回答し、昨年(80%)から引き続き国内旅行が人気の傾向が伺えます。その他旅行の計画に影響を与える要因としては異常気象が挙げられ、56%の日本人旅行者が猛暑や洪水などの異常気象が今夏の旅行先を選ぶにあたり影響があると回答しました。

2024年夏の旅行状況トレンド:

  • 旅行の有無:今夏(2024年6月1日~8月31日の期間)、「旅行を計画している」と回答した日本人旅行者の割合は68%
  • 移動距離:国内旅行が85%、海外旅行が5%、国内旅行と海外旅行の両方が10%
  • 旅行への出費:2023年夏の旅行での出費と比べ、2024年の夏の旅行では出費が「2023年よりとても多い」との回答が9%、「2023年より少し多い」との回答が36%、「2023年と同じ」が54%、「2023年より少ない」が1%
  • 旅行中のアクティビティ:58%の日本人旅行者が「アクティビティは事前予約する」と回答
  • 旅行の計画におけるAIの使用:8%が「今夏の旅行の計画にAIを使用する」、62%が「使用しない」、30%が「まだ分からない」と回答
  • 旅行時期:6月1日、7月13日、8月10日、11日の出発が人気の傾向

2024年夏の人気観光地(国内)

  1. 中央区(北海道)
  2.  恩納村(沖縄県)
  3. 那覇市(沖縄県)
  4. 宮古島市(沖縄県)
  5. 江東区(東京都)
  6. 石垣市(沖縄県)
  7. 浦安市(千葉県)
  8. 仙台市(宮城県)
  9. 函館市(北海道)
  10. 熱海市(静岡県)

2024年夏の人気観光地(海外)

  1. ソウル(韓国)
  2. ホノルル(アメリカ)
  3.  バンコク(タイ)
  4. パリ(フランス)
  5. シンガポール
  6. ロンドン(イギリス)
  7. ダナン(ベトナム)
  8. ロサンゼルス(アメリカ)
  9. ウブド(インドネシア)
  10. 香港

2024年お盆(8月10日~18日)の人気観光地(国内)

  1. 恩納村(沖縄県)
  2. 中央区(北海道)
  3. 那覇市(沖縄県)
  4. 宮古島市(沖縄県)
  5. 千葉市(千葉県)
  6. 石垣市(沖縄県)
  7. 高知市(高知県)
  8. 軽井沢町(長野県)
  9. 熱海市(静岡県)
  10. 白浜町(和歌山県)

2024年お盆(8月10日~18日)の人気観光地(海外)

  1. バンコク(タイ)
  2. ホノルル(アメリカ)
  3. シンガポール
  4. ロンドン(イギリス)
  5. ソウル(韓国)
  6. パリ(フランス)
  7. ダナン(ベトナム)
  8. ウブド(インドネシア)
  9. 香港
  10. クアラルンプール(マレーシア)

世界の旅行者の動向:

  • 世界の旅行者は80%が今夏の旅行を計画していると回答し、国内旅行の割合が50%、海外旅行が27%、国内旅行と海外旅行の両方が23%
  • 2023年夏の旅行での出費と比べ、2024年の夏の旅行では出費が「2023年よりとても多い」との回答が12%、「2023年より少し多い」との回答が37%、「2023年と同じ」が44%、「2023年より少ない」が7%
  • 80%の旅行者が「旅行中のアクティビティや体験を優先する」と回答。人気は文化ツアー、屋外でのアクティビティ、フードやワインツアー

2024年夏 海外からの旅行者に人気の国内観光地

  1. 新宿区(東京都)
  2. 台東区(東京都)
  3. 港区(東京都)
  4. 中央区(東京都)
  5. 渋谷区(東京都)
  6. 中央区(大阪府)
  7. 下京区(京都府)
  8. 中央区(北海道)
  9. 千代田区(東京都)
  10. 箱根町(神奈川県)

2024年夏 海外からの旅行者による回復傾向が強い国内観光地(前年比)

  1. 西日暮里(東京都)
  2. 厚別区(北海道)
  3. 築地(東京都)
  4. 藤沢市(神奈川県)
  5. 舞浜(千葉県)
  6. 栄(愛知県)
  7. 桑名市(三重県)
  8. 高千穂町(宮崎県)
  9. 小倉北区(福岡県)
  10. 石垣市(沖縄県)
[1] 2024年3月13日~18日にアメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、シンガポール、日本の6カ国でオンラインにてQualtricsと共同実施。合計2,400人以上が回答

[2] トリップアドバイザー上で2024年6月1日~8月31日の旅行期間を対象とした2024年2月1日~4月15日の行動データより算出。お盆に関するデータは、2024年8月10日~8月18日の旅行期間を対象とした2024年2月1日~4月15日の行動データより算出。


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