【逆境をチャンスにー旅館の再生プラン 702】インボイス制度導入後の留意点(5) 青木康弘


 前回に引き続き、3月末に決算期を迎える企業が多いことに鑑み、消費税申告時に慌てないために旅館・ホテルの経営者や運営者が取り組むべき事項について説明したい。

 インボイス制度は、税の捕捉率を高め、課税事業者の割合を増加させることを目指している。そのため、取引先との文書のやりとりや社内での経費精算等で正確なルールの運用が求められる。

 (6)国税庁の特設サイトを活用する

 インボイス制度の経理実務に関して顧問税理士に相談しても、明確な回答が得られないという声が多く聞かれる。これは制度が導入されたばかりで顧問税理士も慣れていないため、やむを得ない状況だろう。経理実務において不明点があれば、国税庁のインボイス制度特設サイトをチェックすることをお勧めする。

 特設サイトでは、問い合わせが多い質問をランキング形式でQ&Aとして掲載している。分かりにくい点は事業者で共通していると想定されるため、ランキング上位の質問を確認するだけでも有益であろう。例えば、取引先からの立て替え金請求に伴うQ&Aを紹介したい。

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