
新会長に就任した菅義偉氏
「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産への登録を目指す自民、公明両党の国会議員で構成される議員連盟の総会が7日、衆議院第二議員会館(東京都千代田区)で開かれ、新会長に現顧問で元首相の菅義偉氏(自民党副総裁)の就任を決めた。早期登録実現に向け各関係団体が一致団結して推進していく。
菅氏は、「温泉文化は世界に誇るべき日本固有の文化。登録が実現すれば、外国人が温泉を目当てに地方を訪れ、温泉文化の需要が全国すみずみまで行き渡る、まさに地方創生につながる国益にかなうものだ。私ども自民党も公明党としっかり手を結び、目標達成のために取り組んでいく」と意気込みを語った。
総会には「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会から山本一太事務局長(群馬県知事)のほか、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合(全旅連)の小井戸英典副会長(福島県・旅館こいと)、全旅連青年部の清都俊仁政策渉外委員長(千葉県・割烹旅館清都)、日本温泉協会の多田計介会長(石川県・ゆけむりの宿美湾荘)、日本旅館協会の佐藤勘三郎副会長(宮城県・伝承千年の宿佐勘)ら「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会の団体各者が出席。山本事務局長と小井戸副会長、清都委員長が登録実現に向け、各団体の取り組み事項を説明した。
新会長に就任した菅義偉氏