観光庁の宿泊旅行統計調査の第1次速報値で、全国の宿泊施設における2024年6月の延べ宿泊者数は5039万人泊となった。統計上、比較可能な2010年以降で6月として過去最高値。コロナ前の19年同月比で10.0%増、前年の23年同月比で6.3%増だった。このうち外国人延べ宿泊者数は6月として過去最高となったが、日本人は23年同月の実績から微減となった。
外国人延べ宿泊者数は、19年同月比37.6%増、23年同月比37.8%増の1319万人泊となった。コロナ前との比較となる19年同月比は、23年7月以降、12カ月連続でプラス。前月に引き続き、訪日外国人旅行者数の回復、増加に伴い宿泊需要が高まった。
日本人延べ宿泊者数は3720万人泊となった。19年6月は、同年5月にGW10連休があったことで宿泊需要が落ち込んだため、19年同月比は2.7%増となった。23年同月比は1.6%減と微減だった。