「飲泉・自家源泉かけ流しの宿」観音温泉(鈴木和江社長)は、奥伊豆の豊かな山間にたたずむ1軒宿。昭和38年、先代社長が温泉掘削を始め、出湯とともに「観音像」を出土、観音温泉が産声をあげた。
この温泉では3本の源泉から湧き出る毎分600リットルもの極上源泉が、全てのもてなしに息づいている。pH9.5の強アルカリ泉、硬度が1にも満たない超軟水、話題のシリカを豊富に含む源泉は、“美肌”を超越して“うぶ肌の湯”とまで言われるようになった。飲んでおいしく飲泉にも最適で日頃の食生活で偏りがちなアルカリバランスを整える効果も期待される。ペットボトル入りの温泉水「飲む温泉・観音温泉」は、モンドセレクションで最高金賞と国際優秀品質賞を同時受賞、都内3ツ星レストランのスープにも使われ、この地では煮る、炊く、蒸す、焼く、蒸かすなど全ての調理にこの極上温泉水が使われている。
敷地内の裏山に設置された観音農園ハウスでは、芳醇(ほうじゅん)な甘みのトマトや無農薬野菜が自家栽培され、アルカリ源泉で漬け込んだ梅干とともに大好評。地場の旬な海の幸も豊富で“地産地消・天然の恵みのおもてなし”に徹底的にこだわっている。
温泉棟は、星空の満天露天風呂や檜(ひのき)の香り豊かな大総檜風呂が自慢の「ガラティア観音乃湯」に加え、第3号源泉の湧出とともに誕生した「観音プリンシプル」の二つ。観音プリンシプルは、極上源泉を日帰りや貸し切り風呂で堪能できる。
宿泊棟はプライベートな露天風呂付きの静かな奥座敷「ピグマリオン」、星空の満天檜風呂や足湯付きの部屋「本館」、豊かな森林ゾーンにたたずむ庭園檜風呂付きの部屋「正運館」、観音温泉発祥の地で昔ながらの湯治や連泊に最適な「産土(うぶすな)亭」など、四つの館がバリエーション豊富に用意されている。
▽静岡県下田市横川1092の1。TEL0558(28)1234。http://www.kannon-onsen.com/
第3号源泉使用 日帰り温泉「観音プリンシプル」
第1・2号源泉使用「ガラティア 観音乃湯」