長野県・湯田中温泉の老舗旅館、一茶のこみち美湯の宿(斉須正男社長)の温泉は三つの源泉をブレンドしたお湯が特徴で、正真正銘、加水・加温なしの源泉掛け流し100%の温泉だ。
湯守が1日中湯量や温度などの調整・管理を行っている。県が独自に定める温泉規格にも初めて認定されており、今でも厳正に基準が守られ続けている。
内風呂の一部はジャグジーになっており、人体へのマッサージ効果だけでなく、お湯を柔らかくする「湯もみ」の効果も高めている。
SDGsを意識した取り組みも行っている。60~90度の源泉を熱交換器に通すとお湯が適温になることを利用し、水で薄める必要がなく、源泉100%掛け流しを実現。この熱交換器を使って温泉熱利用システムも1990年から導入した。源泉の熱で水を温め、給湯や館内暖房に再利用している。
▽長野県下高井郡山ノ内町平穏2951の1。TEL0269(33)4126。https://yudanakaview.co.jp/
ジャグジーの内風呂