海かがやき 山ひびく 清流の里 南紀州
紀伊半島の南部に位置する和歌山県南紀州エリアは、歴史ある温泉地と、農林漁業を生業とする地域です。「ほんまもん体験」は、1次産業が盛んな日置川地域を中心に各地で受け入れをしています。山、川、海と三拍子そろった自然の中で地域の多くの人たちと交流し、さまざまな体験を通して主体的、対話的な深い学びにしていただきたいと思っています。より効果的な活動となるよう、地域の魅力と課題について提案シートを作成していますので、テーマを探し事前学習をしていただきたいと思います。
農林漁家生活体験(民泊)
民泊協力家庭が150軒。1軒に3、4人として400人の受け入れが可能。民泊では半日、1日などの家業田舎体験、または選択式で「ほんまもん体験」を選べます。 各民家では、お客さまではなく家族の一員としてお迎えし、作業を手伝い、祖父母の世代と交流し、家庭の団らんを味わい「心豊かな田舎の暮らし」を体験します。
食事はなるべく自家食材とし食材を採りにいくところから始め、新鮮な野菜や魚が「ほんものの味」を教え、日本の伝統料理、郷土料理のおいしさに気づかせます。共同調理は、魚さばきに挑戦し、「魚の目が怖い」とキャーキャー言いながらも生物の命をいただいて生きていることに感動したり、また野菜のみじん切りができるようになったと喜んだり、楽しい交流の場であり、学びの場となります。
民宿での分宿
地域内には10軒の民宿があり、クラス別、男女別で分宿できます。
品質・安全対策
安全で教育効果の高い受け入れ実施のため、防災対策と衛生対策の指導責任者を置き、年度初めに保健所、消防署による講習会を開催し、安全管理、衛生管理を徹底。またインストラクター研修会、民泊研修会、地区懇談会を随時開催し会員の資質の向上を図っています。特に災害時の避難地図を作成し、緊急連絡体制を整え、安全対策には万全を期しています。
■おすすめの体験
農林漁業、伝統工芸、歴史文化、味覚体験など和歌山らしいプログラムが地域内でそろいます。
一本釣り体験
漁船に乗り太平洋の大海原に出ての一本釣り体験。地元漁師の案内のもと、黒潮海流での漁を体験し、とれたての魚を食べる食育で漁食文化への理解を深化させます。
林業間伐体験
紀州木の国で山を守り育てる林業は環境学習であり、間伐体験はノコギリを使って木を倒し、危機管理も学習します。
リバーカヌー体験
県立自然公園、清流日置川をカヌーツーリング。木材を川流ししていた時代と同じルートを通り、人々の暮らしを守ってきた川文化を学びながら川面に鮎の跳ねるのを間近に見る野趣あふれる感動体験です。
アクセス
近畿自動車道「紀勢道」が開通し、南紀白浜IC、日置川ICが完成。新大阪からバスで2時間30分。JR特急くろしおでは、新大阪から紀伊日置駅まで3時間弱(貸し切り臨時列車利用=紀伊日置駅発着可能)。
もう一度行きたくなる感動体験「南紀州ほんまもん体験」に地域一丸となって取り組み、皆さまのお越しをお待ちしております。