絆の大切さじっくり学ぶ
広島県北西部に位置する安芸太田町は、西中国山地国定公園など豊かな自然環境に囲まれた県内で唯一、山地率90%を超える山間の町で、そんな山里が広島市中心部から車でたった45分と近くにあります。昔も今も人々はお互いを思いやり、先祖を敬い、命の大切さを生徒たちに伝えながら暮らしてきました。
広島県内最少人口(6700人弱)でありながら、地域の結束の象徴であるお寺は30以上、神楽団は17団体、消防団活動が盛んなことなどから、人々の「絆」が極めて強い町です。人情あふれ、絆を大切にする家庭へ民泊するからこそ、日本が古くから大切にしてきた「互いを思いやり、人と人とが協力しながら生きることの大切さ」を考え、学んでいただくことができます。
受け入れ家庭は現在74軒で160人の受け入れ(隣接する北広島町との合同受け入れでは400人)が可能です。教育旅行にかける想いを共有した家庭の皆さんは、日本の将来を担う若者たちに接することを喜びとし、全国の生徒に会えることを楽しみにしています。皆さん、人情田舎体験のまち安芸太田町へきんさいや!(来て下さいね!)
人情田舎民泊体験(ホームステイ)
民泊体験では、都市部では希薄になりつつある人と人との信頼関係、家族の絆、命を育む大切さ、命をいただくことの有難さなど身をもって学びます。山間部ならではの食生活、保存食や伝統料理などを取り入れた共同調理を通じ、食育を学ぶ絶好の機会となります。
受け入れの主力は人口の48・5%(県内1位の高齢化率)を占める高齢者です。数十年後、日本が必ず直面する「超高齢化社会」が既に到達している当町で民泊体験をすることで「超高齢化社会」を具体的に理解することになり、若者に将来の日本を考えていただく機会となることでしょう。
おすすめ体験1・太田川ラフティング
安全管理教育を徹底的に施されたインストラクターが指導し、約3キロのコースを全員の協力の下、2時間程度で下ります。決して激流ではない当町のラフティングは、力を合わせることを主目的とし、「教育旅行的素材」としては十分な効果があり、かつ安全性を兼ね備えた教育旅行向けラフティングです。(5月26日~6月6日を除く)
おすすめ体験2・安芸太田式平和教育
当町には現在500人以上の被爆者が生活しています。原爆投下直後の凄惨な状況はもちろんですが、71年にも及ぶ長い人生をどんな思いで生きてこられたか、そしてどんな辛苦に耐え、日本の復興を支えてきたのかを60~80人ごとに車座で意見交換する相互意見交換型の講話体験を提案しております。平和公園で資料館を見学した後、町内にお越しいただき、安芸太田式平和教育を受けると教育効果が大変大きいと考えております。
おすすめ体験3・神楽よさこい
生徒たちが将来社会に出た時、いかに自分の考え方と違う人間と上手く折り合いをつけて一緒のビジョンを見ていくかが重要で、志の共有や組織をどう作り運営していくかが必要です。地域の伝統芸能、神楽をよさこい調にアレンジし、太鼓や笛の音をバックに踊ります。さまざまな役割を決め、進めることでチームワークが醸成できます。