交流から育む豊かな心の育成
広島県江田島市は、広島港(広島市)から船で約30分の位置にあります。世界遺産の原爆ドームや宮島から近く、特に宮島から船をチャーターすると、約40分で入島することができます。また、江田島市は、橋で本土と接続していますので、陸路で島に入ることも可能です。所要時間は、広島市内から約1時間30分です。
心とココロの交流 民泊体験と家業体験
江田島市では、現在約100軒の受け入れ家庭があり、最大240人の受け入れが可能です。
江田島市の民泊体験では、生徒をお客さまとしてではなく、家族の一員としてお迎えしています。家族みんなで一緒に食事を作り、食べ、団らんを共にすることで、家族の大切さや人の温かさに触れることができます。
家業体験では、受け入れ家庭ごとにさまざまな体験内容を用意しています。受け入れ家庭の家業や生業である農業、漁業などの営みをそのまま体験し、受け入れ家庭と常に行動を共にすることで、心とココロの交流が深まります。
さらに、江田島市産の野菜や魚介類を調理し食べることを通じて、新鮮で安全な農作物、魚介類のおいしさ、食の大切さなども実感できます。
オンリーワン体験
江田島市にはオンリーワンが二つあります。一つ目のオンリーワンは牡蠣打ち体験です。江田島市の牡蠣生産量は毎年全国で1、2位を競っており、全国生産量の約16%を占めています。この体験は江田島市でしか味わえない体験です。牡蠣がどのような作業過程を経てできるかを学び、牡蠣が自然界で果たしている役割などの環境学習もできます。
もう一つのオンリーワンは、世界三大兵学校の一つである海上自衛隊(旧海軍兵学校)です。米国のアナポリス、英国のダートマスとともに海軍の世界三大兵学校としてその名を馳せました。校内では、高校生と同年代の若き特攻隊員たちの遺書などを通して「平和の大切さ」を理解することができます。