スマホで予約やチェックイン
ホテル・旅館専門の情報システム会社、タップは創業34年の老舗。同社のPMS(ホテルシステム)ユーザー施設数は1千軒を超える。15年間以上の長期ユーザーも多い。東京と沖縄に開発拠点を持ち、琉球大学には「ホスピタリティサービス工学研究所」を開設。宿泊業でのテクノロジー利活用研究も行っている。ホテル・旅館の業務に必要なほぼ全ての機能を自社開発のパッケージソフトで提供する。
HCJ2021の同社ブースでは、非接触型ソリューションのスマートPMS「tapAppli」も紹介する。宿泊客が自身のスマホ上で、予約、決済、チェックイン、ルームアサイン、ルームキー発行、チェックアウト、電子レシートの発行まで完了することができるアプリで、1月末には東急ステイが試験導入している。
同アプリは外部企業とのコラボレーションによる機能拡張が可能。技研トラステムとの協業による館内混雑状況可視化機能のデモや、マースウィンテックとの協業による消毒済みルームカードキー発行の実演もブースで行う。パナソニックが開発した客室瞑想体験プログラム「(MU)ROOM」とのコラボで、ミスト、照明の調光・調色、空間音響、アロマの連携を同アプリから制御できる機能の紹介も行う。
ゲストとのヒューマンタッチを大切にするリゾートホテルや旅館向けに開発した新製品「タブレット・チェックイン(仮称)」のプロトタイプも展示予定だ。混雑するフロント以外のロビースペースや客室でのチェックインを可能にした製品となっている。