ユーザー施設数1000軒超
ホテル・旅館専門の情報システム会社、タップは創業33年の老舗。同社のPMS(ホテルシステム)ユーザー施設数は1千軒を超える。最近では海外施設へのシステム導入も実施。15年間以上同社システムを継続使用している長期ユーザーも多い。東京と沖縄に開発拠点を持ち、琉球大学との産学連携なども行いながら、宿泊業における「ホスピタリティサービス工学」という視点から、次世代の人材教育にも着手している。
ホテル・旅館の業務に必要なほぼ全機能を自社開発のパッケージソフトで提供。施設に応じて柔軟なカスタマイズも行っている。設計思想が統一されているため、トレンドやマーケット変化に応じたシステム改善にもトラブルなくローコストで応じてくれる。主流になりつつあるクラウドサービスも当然提供している。
ユーザーは、老舗ではホテルニューグランド、リゾートではザ・ブセナテラス、旅館では銀水荘、大手チェーンでは星野リゾート、アパホテルなど幅広い。最近では帝国ホテルもタップのシステムの導入を決めた。
同社の小規模宿泊施設向けシステム「accommod(アコモド)」にも注目したい。
50室以下のホテル、旅館、民宿、ペンション、ゲストハウスなどに向けて開発したクラウド型のウェブ宿泊予約・宿泊管理システムで、1アカウントで複数施設の管理が可能。日常業務や売り上げ管理、顧客管理を手持ちのPCやタブレット1台で行うことができる。
宿泊予約システムとしては「宿泊プラン販売」「多言語対応」「クレジット事前決済」の各機能、宿泊管理システムとしては「部屋割」「在庫・売上・顧客管理」「各種帳票」の各機能を基本装備。将来的には無人化の対応も進めていく。
稲取銀水荘