業務の効率化に成果
栃木県那須町の「芦野温泉」は、新日本コンピュータサービスの旅館・ホテル向けシステム(PMS)「Future(フューチャー)V」を導入し、業務の効率化に成果を上げている。
東北自動車道那須インターから車でおよそ20分、旧奥州街道沿いに位置する同館は、「本館」「温泉館」「シングル館」「テラス館」に加え、学生の合宿に適したロッジなど、バラエティに富んだ施設を備える。温泉は神経痛や足腰の痛みに効くと評判で、「お客さまの7割以上が高齢の方」と宿泊支配人の増子信哉さん。従業員や、宿泊客も参加できる劇などのイベントが好評を博している。
同館は今まで予約管理を手書きの台帳で行っていたが、今年4月にフューチャーVを導入し、コンピューターでの管理に切り替えた。「予約業務にかかっていた時間が大幅に短縮され、業務の効率化が図れた」と増子さん。
夕食提供のレストランでは、タブレット端末で料理の注文を受け付けている。販売データはフューチャーⅤと連動。確実な精算業務を実現している。
これらの蓄積された顧客データは経営管理やDM発送など、さまざまな業務に活用できる。「今後、システムをさらに活用していきたい」(増子さん)。
フューチャーⅤは大・中規模の旅館・ホテル向けPMSで、予約管理、フロント会計、顧客管理の各システムを標準装備。CTI、POS、ウェブ予約連動などさまざまなオプションシステムと連動可能な拡張性の高さや、自社開発ならではのカスタマイズ性の高さが特長だ。
Future(フューチャー)Vを導入した芦野温泉(浴場)
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