日本市場で本格始動
ハネウェルジャパン(東京都港区)は、ホテル・旅館向けソリューションなどを取り扱うホーム&ビルディング・テクノロジーズ(以下、HBT)の組織を再編して、加藤裕之リージョナルゼネラルマネージャーをHBTのトップにアサインし、今年から日本市場に本格参入した。
同社のHBTは、ビルディングマネージメントシステム(BMS)をはじめ、防災ソリューションとセキュリティソリューションの三つの事業ラインで構成され、グローバル全体では1兆円の事業規模。世界での実績をもとに、日本市場においても今後順次、展開していく計画だ。
近年、観光客の増加に伴い、ホテルの新規出店や既設ホテルの改修が盛んになっている。
また、2020年の東京オリンピック、その先に控えるIR関連の統合型リゾート計画、大阪万博計画など、宿泊施設への投資機会も数多く想定されている。
HBTのBMSが取り扱うホテル向けソリューション「INNCOM(インコム)」は、世界各国の5つ星ホテルで導入実績があるシステム。デザイン性が求められるホテルの客室に合わせて選択できるよう、豊富な種類のスイッチや温度調節器をラインアップしている。日本市場でも積極的に展開する予定で、すでに複数の施設で具体的な検討段階に入っているとのこと。
「今後、多くの海外旅行客のホテル利用が見込まれる。施設の設計においては、グローバル系列のホテルで導入実績のあるシステムでの管理・運用を希望するケースが増えることが予想される。こうしたニーズに、インコムを中心とした提案で応えていきたい」とハネウェルジャパン。
加藤裕之ゼネラルマネージャー
https://www.honeywell.com/worldwide/ja-jp