
25万人目となったご家族とシハブ・アルファヒム大使(左から3番目)とユースアンバサダー
ゴールデンウイーク中も特別イベント満載
アラブ首長国連邦館(UAEパビリオン)は4月27日、2025年大阪・関西万博の開幕からわずか2週間余りで、来場者数25万人を達成した。これを記念し、パビリオンでは特別セレモニーを実施。25万人目となった来場者家族に記念証明書とギフト、レストランでの特別招待が贈られた。
UAEパビリオン・コミッショナー・ジェネラルのシハブ・アルファヒム駐日アラブ首長国連邦大使館特命全権大使は「UAEパビリオンに25万人目のお客様をお迎えできたことを誇りに思う。この節目は、対話、発見、国際的な協働の場としてのパビリオンの役割を示すものだ」と述べた。
ゴールデンウイーク期間中には文化体験イベントが多数企画されている。4月28日にはエミラティの詩と日本の書道が融合する「インクと響き-異文化が織りなす書のパフォーマンス」をパビリオン前で開催。5月1日には「サステナブルモビリティ・デモンストレーション」、5月3日には「芸術と文化におけるAIの可能性:AIで創造性を解き放つ」と題した体験型セッションが予定されている。
パビリオン内のレストランでは、伝統的なエミラティ料理を現代風にアレンジした特別メニューを提供中だ。ラム肉のグリル「ラム・ウージ」(税込4,700円)やUAE特有のバザースパイスで味付けしたグリルチキン「ダジャジュ・マッチブース」(税込4,700円)などが、サラダ、デザート、パン、デーツとセットになったサステナブルな容器入りで提供される。デーツやサフランを使用した伝統的なデザートや、日本ではアラビアコーヒーと呼ばれるガーワコーヒーとデーツのセット(税込650円)も用意されている。
パビリオンの中心的役割を担うのは、ユースアンバサダー46名。うち24名がUAE出身で、日本人20名、日本在住の2名とともに、アラビア語、日本語、英語、韓国語、タガログ語、フランス語、中国語の7言語で来場者を案内している。彼らの姿は、UAEを特徴づける「開かれた姿勢」「高い志」「協働の精神」を象徴しているという。
「大地から天空へ(Earth to Ether)」をテーマとするUAEパビリオンでは、医療・サステナビリティ・宇宙探査の各分野について、子どもたちが簡単なゲームを通じて楽しく学べる展示も用意。宇宙の知識を学ぶ「スペースヒーローになろう」など、体験型の展示が人気を集めている。UAEパビリオンはエンパワーリングゾーン内、日本館およびEXPOホール「シャインハット」近くに位置し、万博会期中の4月13日から10月13日まで毎日午前9時から午後9時まで一般公開している。詳細は公式ウェブサイト(https://uaepavilionexpo.com)で確認できる。
25万人目となったご家族とシハブ・アルファヒム大使(左から3番目)とユースアンバサダー