施設の衛生管理を総合的にサポート
2018年6月、HACCPに沿った衛生管理の制度化に関する食品衛生法が公布された。公布日から2年以内に、食品の生産者から消費者の手に渡るまでに関わる全ての事業者は、HACCPに沿った衛生管理を行う必要がある。
その中で、ダスキンは、旅館・ホテル、飲食店などに向けて、衛生マネジメントサービスを提供している。同社の専門性やノウハウを活用した「3ステップのマネジメントサイクル」により施設の衛生管理を総合的にサポートする。
ステップ1「把握」では、同社スタッフが厨房等に入り、現場での「目視調査サービス」や「拭き取り検査サービス」など、調査・診断を行い、現状を明らかにする。
ステップ2「改善」では、ゴキブリ、ネズミなどの「害虫獣駆除サービス」や食中毒が発生した場合に行う「緊急消毒サービス」などで、異物混入や食中毒のリスクを低減し、安心の環境づくりをサポートする。
ステップ3「維持」では、「定期除菌サービス」や清掃用具、ユニフォームのレンタルにより衛生管理の効率的な維持に努める。
HACCPでは、原材料の受け入れから、製造・出荷、調理・提供までの全工程の中で、重要な衛生管理項目を継続的にチェックすることが必要だ。そのため同社では施設に対して、(1)衛生管理計画と作業手順書の作成(2)衛生管理計画の手順書に従い実行(3)作成した計画の管理ポイントを確認し、実施状況を記録(4)衛生管理が機能しているか記録をもとに確認し必要な改善を行う―の4項目の実施を求めている。そして、同社の衛生マネジメントサービス「3ステップのマネジメントサイクル」を導入すれば、施設に合った衛生管理方法を提案してくれる。
併せて「HACCPの解説書ツール」や「衛生管理マニュアル」を提供するほか、4週間に一度訪問し、サニテーションチェックを行う。また、来年の1月から、同社の衛生関連サービスを契約した施設に「衛生管理証」を発行するので、一般の消費者(宿泊者)に対してのアピールにもなる。
複数店舗を展開する施設には、各店舗の衛生検査を集約して本店にレポートを提出。また、食中毒予防やノロウイルス予防対策まで、座学だけではなく体験型の衛生セミナーを全国各地で無償実施している。
衛生セミナー講義
衛生管理証
株式会社ダスキン