和モダンがテーマ
建築資材の大手、大建工業は今回のホテレスショーで、和モダンをテーマにした客室空間を展示し、和紙を素材にした畳、フローリングタイプの客室に最適な防音床材などのインテリア建材を紹介する。
優れた耐久性で和の空間を演出する「ダイケン畳 健やかくん」は、機械すき和紙の畳おもて。和紙をこよりに加工して樹脂コーティングしたものを編み込んだ。撥水性に優れ、手入れが簡単。
イ草に比べてダニ、カビの発生がわずかで、日焼けにも強い。豊富な種類と、多彩なカラーバリエーションも売りだ。
「コミュニケーションタフ防音」は、同社独自の加工技術を表面材に使用した土足対応のフローリング。凹み傷、落下物に対して画期的な強度を発揮する。階下への音の響きを和らげるほか、優れた耐久性も特徴。ヒールの靴や傘、キャリーケースによる傷がつきにくい。
一般的にフローリング仕上げで、防音性能を確保する場合、二重床や浮き床工法が必要で、天井高の制限や、コストが高い、などの課題がある。コミュニケーションタフ防音であれば、直張工法で防音性能を確保できるため、カーペットとの張り分けや、フローリングへの改装が容易。設計の自由度が上がる。
不燃化粧壁材「GRAVIO(グラビオ)」は、エントランスロビーや通路、客室まで施設内の壁面を美しく仕上げる内装化粧壁。同社独自の高性能基材を採用。優れた不燃性能が特徴だ。
傷や水がかりに強く、多彩なデザインの木目柄から選べる。工夫された目地形状で、美しさと施工性を兼ね備えた。