生産性向上を支援
ろ過装置の専門メーカー、ショウエイは今回のホテレスショーに、クラウド対応の“見える化”システム「SBEMオートメーションシステム」を出展。旅館・ホテルに導入を呼び掛ける。このシステムは、快適で安全、省エネ効果があり、かつ、施設の生産性向上に貢献できる同社の製品群を指す名称だ。
SBEMは、システム導入施設の、太陽光発電やLED照明、燃料などの水光熱、浴槽・プールなどの機器、設備を、インターネットを介したクラウド対応で遠隔監視。異常を素早く発見して適切な対応につなげる仕組み。
機器、設備に異常が生じた場合、警報Eメールを同社と導入施設が指定するアドレスへ送信。同社メンテナンスチームが緊急遠隔接続を行って現状を確認し、施設に電話で報告する。同社エンジニアが現場に急行して緊急対応に当たる。これらの対応によって、施設の機器、設備の安全や正常な運用が守られ、施設全体のムダを発見。生産性向上へとつなげる。
監視対象は施設全体の水光熱エネルギーから、浴槽の水温・湯温、水位、ろ過装置圧力などの異常、塩素残量不足、漏水、人感センサー電池切れなど、ろ過機メーカーならではの項目もラインナップ。警備会社の装置との連動もできる。
システム導入により、危険を回避できるだけではなく、電気代や水道光熱費の監視が容易になって省エネにつながることや、施設の設備担当者の負担軽減が図れるなど、メリットは大きい。