ユニットバス中心に展開
浴槽「選美槽」(えらびそう)などを提案する浴槽、浴室などの設計、製造のアステック。今回のホテレスショーではユニットバスを中心に出展する。旅館・ホテルからの要望が増えていることに対応した。
製品は、ユニットバス「WABURO(ワブロ)」シリーズの「EX―LINE」で、「すべてが自由、すべてが自在」の選美槽の概念を受け継いでいるオーダー式のユニットバス。浴室、浴槽ともに柔軟なサイズ設定、自由な素材選択、レイアウトで、設置場所を選ばない。一方でパッケージの「DS―LINE」なども提案する。
同社の主力製品である選美槽は、従来の工事と違い現場での大掛かりな工事がいらず、工期を短縮できる特長がある。浴槽のベースにはステンレスやFRPを採用。水漏れの心配がない耐久性に加え、自由な形状、サイズ設定を実現した。外装はパーツを装着する仕組み。豊かな質感を持つ木や石の自然素材を施しながら、単一素材の木風呂や石風呂よりも大幅な軽量化が可能という。
同社では近年の業容拡大により今年の5月に新工場を立ち上げる。場所は静岡県伊東市で、3300平方メートルの敷地を確保した。
併せて、この1月には、海外取引部門を独立し、新会社「アステックインターナショナル」を設立。アステックでは2016年、米国CAMBRIA(カンブリア)社と日本国内における総代理店契約を締結しているが、新会社は世界トップブランドとされる同社製のクォーツストーンの浴槽部材や、家具、床、壁材などの建築インテリア商材などを取り扱う。
出展ブースのイメージ