来年3月までユーザー会を開催
シーナッツが提供している宿泊施設向けの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」はこのほど2009年の発売から10周年を迎えた。現在、国内4500軒、海外(韓国)300軒以上で実稼働している。10周年を記念して11月からユーザー会を開催。来年3月までに全国7都市で行う。「ユーザー会を通して改めて大事にしていきたいことを共有させていただき、施設の皆さまの交流の場にしたい」と同社。
昨年リリースの「TL―GroupTravel(グループトラベル)」も好評だ。TL―リンカーンは主に個人からの予約に対応するが、新サービスは団体予約の案件管理を行う。すでに1400軒の宿泊施設で稼働しているが、この9月からは50社以上のPMSメーカーとの連動を開始。PMS連動は、リリースから2カ月で、利用宿泊施設100軒を突破している。
TL―GroupTravelの特徴は、クラウド対応のため複数人による操作が可能。インターネットが使える環境があればリアルタイムで共有できる。過去案件もさかのぼって取り込めるほか、欲しい情報を簡単に探せる検索機能も搭載。併せて、各案件の進捗(しんちょく)状況や営業見込みが簡単に分かる機能もある。
また、さまざまな新機能も追加。最近では団体案件の期限が近づいた際にアラートメールが送られる「リマインド機能」、販売先ごとの催行率が簡単に分かる「統計機能」や、「室料を算出できる機能」、さらに「予約カード印刷機能」などだ。
今回のPMSとの連携により、「管理の一元化が可能となり、業務の効率化がさらに図れる」と同社。最終的にはTL―リンカーン上で、個人予約と団体案件の在庫管理までを行う意向だ。
10周年を迎えたTLリンカーン
予約管理システムの株式会社シーナッツ