メトロエンジンと連携
鉄道情報システム(JRシステム)は、予約サイトコントローラー「らく通with(ウィズ)」と、レベニューマネジメントシステム大手「メトロエンジン」が提供するダイナミックプライシング支援ツールとの料金データ連携を開始した。これにより、メトロエンジンが導き出した適切な宿泊料金を、らく通withで宿泊予約サイト(OTA)に自動反映できる。
らく通withは、旅行会社(リアル)と宿泊予約サイト(OTA)からの予約や在庫を一つの画面で確認でき、在庫も一括操作できる予約サイトコントローラー。宿泊予約サイトでの料金管理も可能だ。多数のホテルシステム(PMS)との自動連携や在庫連携(2ウェイ連携)もできる。
また、クラウド対応なので、インターネット環境があれば、外出先でもスマートフォンや、タブレット端末などでも確認できる。
メトロエンジンのダイナミックプライシング支援ツール「メトロエンジン」は、宿泊施設に向けてリアルタイムのビッグデータから人工知能(AI)と機械学習技術を活用し、客室の単価設定を行うもの。主要ホテルチェーン30社以上に導入されている。
今回の連携によりらく通withで、需要予測に応じた料金算出や複数の宿泊予約サイトへの一括自動反映といった料金管理作業の効率化を実現できる。
らく通withユーザーからは、メトロエンジンとのデータ連携を求める声も高かったという。JRシステムは、今後も顧客の声を真摯(しんし)に受け止めながら商品開発を進めていく考えだ。
らく通with | JRシステムの送客通知端末・サイトコントローラ