電話、メール、ネット予約を代行
宿泊施設予約センターミナモ(東京都千代田区、小池道隆社長)は、予約受付のアウトソーサー(=外部受託会社)。旅館・ホテルは予約受付関連業務の全てを同社に業務委託することで人件費を削減し、生産性向上を図ることができる。
同社が提供するアウトソーシングサービスは、単なるコールセンター代行業務ではない。電話、メール、ネット予約など全てのチャネルをカバー。チェックインまでお客さま窓口として機能し、必要事項をフロントにつなぐ。宿泊予約・変更・取消業務、付随関連業務の全てを請け負うことができる。
具体的には、問い合わせ対応、電話・メールの予約対応、OTA・HP経由の予約をサイトコントローラーで管理・共有、PMSなどによる顧客情報管理・共有、送迎予約管理、レストラン予約管理、貸し切り風呂の予約管理、スパ・マッサージの予約管理、日帰りプランの予約管理などが可能だ。委託内容は自由に設計できる。
数人でシフトを組む予約チームの1人分の人件費よりも低料金での運用が一般的。年中無休、24時間対応や指定時間のみの対応など、施設側の要望に沿った条件で柔軟に請け負う。また、解約は1カ月前に通知すればいつでもできる。コロナ禍でインバウンド客は現在止まっている状況だが、ミナモのバイリンガルオペレーターは電話、メールでの常時英語対応も行っている。
同社の小池社長は「コスト削減だけでなく、人材の外注と捉えていただきたい。当社は宿泊施設経験者を多数擁し、各地の旅館のサービスレベルに合った人材の提供を心がけている。各施設に寄り添い、一緒に業務を習得し、旅館チームの一員としてアウトソーシング業務を請け負っている」と話す。