暗証番号が鍵代わりに
日本で初めて構造計算(建物の安全性を確認するための計算)にIBM製のコンピューターを導入した構造計画研究所(東京都中野区)は1959年に設立。建築物の構造設計業務から始まり、現在では構築物を取り巻く地震、津波や台風などの自然環境の解析やシミュレーションを行い、社会の抱える問題の解決に広く貢献している。
同社が取り扱う全世界累計5万台販売のテンキー型スマートロック「RemoteLOCK」(リモートロック)は、Wi―Fiに接続してクラウドシステム上で鍵の管理を行う。
主な特徴は(1)暗証番号が鍵代わりに(物理鍵は不要)(2)複数の客室と予約者ごとの暗証番号を一元管理(3)サイトコントローラーやPMSと連動し、予約情報から暗証番号を自動発行(4)入室履歴を自動取得―などが挙げられる。
さらに、暗証番号には有効期限を設けることができることから、宿泊期間終了後の不正な入室を防止できる。
宿泊客の視点では、物理鍵が不要で、暗証番号を入力するだけで、出入りが簡単に。チェックイン、チェックアウトが楽になるメリットを有す。
施設側は、物理鍵の受け渡しが不要で、フロント業務の省力化につながり、宿泊施設運営での鍵管理の手間やトラブルを低減。すなわち、人件費などの運営コストを削減できる。
製品ラインアップは、オートロック機能付きのRemoteLOCK8jをはじめ、エントランスの自動ドアも一元管理できるTOBIRAなど用途に合わせた多様なモデルを取り扱う。
部屋のドアに取り付けられた暗証番号入力ボード
▷リモートロック