【PR特集】韓国観光公社 東京支社長 申相龍氏


申相龍・東京支社長

旅の多様化で需要が拡大 地方都市で食など体験を

 韓国観光公社(KTO)の申相龍(シン・サンヨン)東京支社長に、日韓交流の現状や今回のツーリズムEXPOでの見どころなどについてインタビューした。

 ――日韓双方向交流の現状について。

 「昨年は訪日韓国人数が714万人と拡大し、訪韓日本人数は231万人と微増した。今年は訪日韓国人数が820万人、訪韓日本人数が280万から300万人ぐらいを予測している。ついに1千万人の交流が達成でき、意味深く感じている。今後さらに増やすには、訪韓日本人数を拡大し、双方の人数が均衡にならなければならない」

 ――交流人口が拡大した要因は。

 「海外旅行の料金が安くなったことが一番の要因だ。LCCが増えて飛行機代が安くなり、座席数も大きく増えた。為替レートも安定し、海外旅行への意欲を刺激している。また、北朝鮮とアメリカの対話、南北会談など平和ムードも広がっていることも、好転への影響を与えている」

 ――KTOの取り組みは。
 
 「観光マーケットは、デスティネーションキャンペーンなどで3~5年ごとに上下する。訪韓では、2012年の352万人をピークに減少し、また、新しい観光素材を知った人たちが韓国を訪れ始めている。今の注目は、若者中心としたインスタ映えやかわいいもの、奇麗なものだ。SNS映えする素材などを女性、男性向けの雑誌などに紹介している。また、過去にドラマ『冬のソナタ』など韓流ファンだった世代が、K―POPを聞く子どもたちと、親子旅、一人旅で訪れている。まだ知られていない魅力あるコンテンツをもっとPRしていく」

 ――テーマ「#だけじゃない!韓国」とは。

 「最近訪れていない、1回も訪れていない人にも韓国への固定したイメージがある。食、体験、地方観光など楽しめる場所はたくさんある。昨年から、韓国の再発見として『#だけじゃない!韓国』をテーマにPRしている。平昌五輪開催地である江原道を含め、韓国の地方都市でもいろんな魅力がある。EXPOの会場で韓国の魅力を再発見してほしい」

 ――いち押しの観光エリアは。

 「今年は、韓国の南部を『全羅道訪問の年』としてPRしている。全羅道は食の都といわれ、人情あふれた町だ。食が韓国で一番おいしい町で食べ歩きなど楽しんでほしい。また、韓国の地方を日帰りで巡る『ご当地シャトル』の運行や『麺BOOK』などのガイドブックの発行などもしている。ぜひ参考にしてほしい」

 ――今回のブースの見どころは。

 「過去最大の63ブースで参加する。14の自治体、免税店、ホテル、空港などと一緒に、テーマ性のある最新観光情報の紹介や楽しい体験プログラムを用意する。会場を訪れた人たちが、実際に行ってみたいという気持ちにできるように準備する」

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