【VOICE】道の駅「やまがた蔵王」からの提案 株式会社表蔵王ベルタウン道の駅やまがた蔵王駅長 青木哲志氏


株式会社表蔵王ベルタウン道の駅やまがた蔵王駅長 青木哲志氏

『道の駅』『未知の駅』『魅知の駅』三つの道の駅で地域経済の底上げを

 道の駅「やまがた蔵王」は、昨年12月3日に東北中央自動車道山形上山ICの国道13号線沿い、樹氷と温泉で有名な蔵王温泉スキー場入り口にオープンしました。

 当道の駅は、「山形の魅力を発信し、人の流れを生み出す」をコンセプトに、「休憩機能」「情報発信機能」「にぎわい創出機能」「交通結節点機能」「防災機能」の五つの役割を担っております。

 「休憩機能」は、トイレ、休憩コーナーを24時間開放し、アレルギー対応の離乳食自販機を設置しております。

 「情報発信機能」は、3カ国語対応の総合案内、情報発信コーナーがあります。

 「にぎわい創出機能」は、樹氷ホール、飲食・物販コーナー、ラジオブース、芋煮広場、車中泊スペースなどを設置しております。車中泊スペースは2台分のスペースを貸出しており、空いたスペースにテーブル、椅子を並べ調理や休憩可能としており、利用者から高評価を得ております。

 「交通結節機能」は、施設東側にバス停と待合所があり、路線バス、仙台山形間の都市間バスや東京ディズニーランド、羽田空港行きの首都圏方面の夜行バスの停留所となっております。

 「防災機能」は、一時避難所として指定を受け、マンホールトイレなどを準備し災害に備えております。

 運営面ですが、当施設は公的資金を活用し、建設・運営は民間で行っております。

 民間の経営ノウハウを生かし、新たな道の駅の方向性を目指しております。

 一つ目は、先ほど申し上げた五つの機能を備えた「道の駅」。二つ目は、山形の素晴らしい製品や商品を展示販売するなど、見て触れて知ってもらう、知らない山形を知って楽しんでもらう「未知の駅」。そして三つ目は、山形の観光地の魅力を知って体験し楽しんでもらう「魅知の駅」です。

 道の駅といえばほとんどの人は「産直」のイメージがあると思いますが、当施設は「食の駅」や「ぐっと山形」と隣接し、一体的に運営できることから産直施設は設けず、展示販売会・コンサートなどさまざまなイベント開催可能な「樹氷ホール」を設置しております。また、勘と経験に頼るのではなく、自動車のナンバー読み取りシステム、人流解析システムなどの導入によるマーケティングの確立や、道の駅の運営を通じて地域の皆さんを巻き込み、新たなビジネスを創造し、地域経済の底上げをお手伝いできればと思っております。

 
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