航空各社のお盆期間中(7〜16日)の旅客利用状況が出そろった。国内便の利用状況は、全日本空輸(ANA)グループが前年を上回った一方で、日本航空(JAL)グループは前年割れした。JALは提供座席数を絞ったことが利用減につながったようだ。
国内航空便のうちANAグループは、提供座席数が前年比0.5%減の187万7896席、旅客数は同5.6%増の134万1517人、利用率は前年比4.1ポイント増の71.4%。各方面とも前年実績を超えるなど好調で、特に沖縄方面は、座席数を同8.9%増やしたことなどから、利用者数も同15.8%伸びた。
JALグループの提供座席数は同8.2%減の168万4267席、旅客数は同10.8%減の114万6315人、利用率は68.1%だった。全方面とも前年を下回った。このうち沖縄方面は同0.6%減とほぼ横ばいだった。
エア・ドゥは、提供座席数が同1.7%増の6万2781席で、旅客数は同6.2%増の5万4661人、搭乗率は同3.8ポイント増の87.1%。
スカイマークは、提供座席数が同32.7%増の14万5317席と大きく増加したことから、旅客数も同35.3%増の12万9489人と大きく伸びた。搭乗率は同1.7ポイント増の89.1%。
スターフライヤーは提供座席数が同0.6%増の3万8542席で、旅客数は同0.3%増の3万3308人。搭乗率は同0.3ポイント減の86.4%。