京都府の宇治市観光協会は10月18～21日、4日間限定の文化体験イベント「ＫＹＯＴＯ ＰＲＥＭＩＵＭ ＴＥＡ ＥＸＰＥＲＩＥＮＣＥＳ」を開催する＝写真はチラシ。高級茶葉の産地として知られる宇治で、お茶を通して最上級の有形・無形文化を五感で体験できるよう、特別拝観や食事、呈茶などを組み合わせて提供する。
観光庁が推進する「観光再始動事業」の採択を受けて実施する事業「平等院と萬福寺で開催するＰｒｅｍｉｕｍ Ｔｅａ Ｋｙｏｔｏ」の一環。期間中は体験プランを3種類実施する。
このうち「Ｗｏｒｌｄ Ｈｅｒｉｔａｇｅ Ｐｒｅｍｉｕｍ ｐｌａｎ」は、各日20人限定で平等院鳳凰堂の見学やお茶と食事のマリアージュを楽しめる、通訳付きフルアテンドのＶＩＰ向けツアー。非公開の「養林堂書院」や国宝「鳳凰堂」内部、多数の国宝を収蔵する「ミュージアム鳳翔館」を住職の解説付きで見学できる。ライトアップされた鳳凰堂を雅楽の生演奏とともに夜間拝観した後、堂内の「茶房藤花」で茶懐石や野点の呈茶を楽しむ。時間は午後4時から9時30分で、価格は1人税込み8万円。
このほか、黄檗山萬福寺での普茶料理体験など昼の体験プランもある。昼と夜のプランを組み合わせることもできる。
