琴平町観光協会の主催、琴平町の共催で「第8回こんぴら温泉まつり」が6~8日の3日間、香川県・琴平町の金陵の郷で開かれた。
初日午前10時から、採湯式が湯元こんぴら温泉華の湯「紅梅亭」の敷地内で行われた。式典には近兼孝休・観光協会長、山下正臣・琴平町長、寅丸保典・実行委員長らが出席。湯元に設けられた祭壇で、神官が祝詞を行い、関係者が次々と採湯。採湯の湯は、若者衆の手でみこしに担がれ、こんぴら本宮へ奉納するため運ばれていった。
近兼会長は「今年でこんぴら温泉は開湯10年を迎えた。今後も香川のにぎわいは信仰とこんぴら温泉を中心に作り出せるよう、全国への情報発信に努めたい」とあいさつ。また、来賓の山下町長は「新年を迎えたが地方の景気はいまだ実感できない。この一年は健康と景気の回復を祈りたい」と述べた。
続いて、金陵の郷に会場が移され、オープニングセレモニーを開催。場内には足湯や温泉屋台村、讃岐を代表する地産地消の直市などが設けらた。演歌歌手の渡辺要さんが「讃岐の女」を披露したほか、こんぴら船々の踊りなどが行われ、集まった大勢の観光客などを魅了した。2日目は、出雲そば、三輪そうめん、讃岐うどんの「三麺交流」イベント、獅子舞競演が実施された。最終日には、船々よさこい踊りなどが催され、観光客で終日にぎわっていた。
このほか、宿泊イベントとして、全旅館3部屋限定の素泊まり2641円(税抜)、1泊2食付6429円(税込)などの特別プランを31日まで設定している。
オープニングセレモニーの様子