香川県の琴平町観光協会(近兼孝休会長)は1月5日から、「こんぴら温泉まつり」を開催している。1月31日まで。今年で10回目を数える恒例行事で、地元の味や温泉の魅力を旅行者らに幅広くPR。まつり期間限定の宿泊プランも提供している。
1月10日から3日間は、瀬戸の小ふぐ唐揚など地元の素材を生かした逸品が味わえる「こんぴらぐるめ屋台村」や讃岐産品の直売コーナーを開いたほか、町営「天狗の湯」の足湯を無料開放し、観光客を喜ばせた。
10日のセレモニーで、近兼会長は「町、観光協会はじめ関係団体挙げてのイベント。今年も香川県、こんぴら宮に全国から多くの人が訪れるよう積極的に情報発信したい」とあいさつした。
山下正臣・琴平町長も「(10日の)初こんぴらには全国から多くの参拝者が訪れている。こんぴら温泉で身も心も癒していただきたい」と述べたほか、「厳しい時代だが、官民が力を合わせて頑張ろう」と観光関係者にエールを送った。
10、11日には、讃岐鉄道が開通120周年を迎えることを記念し、ミニSL「こんぴら温泉号」も運行された。記念乗車硬券が200円で発行され、家族客などが乗車を楽しむ姿がみられた。
温泉まつり期間限定として1月30日までは、平日に限り素泊りプランが各旅館3部屋限定の4126円(税別)で提供される。また、1泊2食付きを平日に特別料金で提供する限定宿泊プランは、Aコース6429円、Bコース8529円、Cコース1万629円、Dコース1万3779円(いずれも税込み)で用意している。
このほかにもお得な湯めぐり手形を特製タオル付きで発行している。
あいさつする近兼会長