香川県琴平町で第13回「こんぴら温泉まつり」が7日、始まった。2月5日まで開催される。初日には金刀比羅宮表参道沿いの酒造り資料館「金陵の郷」で開幕式典が行われた。式典には観光庁の溝畑宏長官も駆けつけた。
琴平町観光協会の近兼孝休会長は「こんぴら温泉郷ができて15年。温泉まつりは開湯2年後から開催している。我々が今一番期待しているのは、NHK朝の連続テレビ小説の誘致。琴平や歌舞伎を舞台にしたドラマの放映をぜひ実現したい」と抱負を述べた。
溝畑長官は「昨年3月の東日本大震災の自粛を止めようという第一声が、この四国、琴平から発せられたことに感謝し、こんぴら温泉まつりへの出席を決めた。観光庁では『瀬戸内』をキーワードにした取り組みを開始する。3月にはペット観光の実証実験を琴平で行う予定だ」と話した。
式典では、県立琴平高校が町内の名所や風物を題材に制作した「こんぴらカルタ」が高校生から近兼会長に贈呈された。観光協会から高校生には感謝状が授与された。
また、地元の中学生、高校生を対象とした「地旅博着地型観光作文コンクール」の表彰式も行われた。
温泉まつりの開幕式典